自ら成長することで社会を豊かにする
成長することが良いことだと仮定すれば、
成長し続けることが社会全体が豊かになることにつながると考える。
人は一生勉強である。
と耳にするが、歳を重ねれば重ねるほど本当にそうだと感じるようになった。
知り得た事の中で今日を生きていくわけだが、もっと早く知っていればという事が毎日沢山あるし、
知ろう学ぼうとしない限り情報が届かない事もある。
勉強と言うと勝手に大変なこと、つならないこと、苦しいこと、嫌なこと、やりたくないことと考えがちだが、
私達は、勉強という言葉を、自分を超えて、周りや社会を豊かにすることの総称と捉えることにする。
豊かにするものも、金銭的な裕福さのみならず、金銭もある程度必要だと認識した上で、
心の余裕や精神的な安定も含めて豊かにするものと位置付けたい。
誰もが知らない事の方が多くて、わからないからよいこともたくさんあるかもしれない。
しかし、まだ知らないということを知っていることは大きくて、
知らないまま知ったかぶりをして進めていくことの危うさを伝えることができればと思う。
勉強する環境は、人さまざまであってよく、量や手法、場所や時間は人それぞれが選択する。
また、何を学ぶか誰から学ぶかどのようにして学ぶかも規定されるものではないと思う。
一人の人によっても学ぶことも周りの環境変化するだろうし、
今日必要なことと将来に渡って必要なことはおもずと変わってくるのだと思う。
時には自分の興味におもむくまま何かを学び、時にはクライアントの求めに応じて何かを調べる、
また、時には意図せず出会った偶然から何かを吸収する、その全てを通して学ぶことを人生のテーマとしていきたいと思います。
日本で産まれて日本で育ってきた環境が全てではないが、日本にいる現在、国民の三つの義務があり、
その一つである教育の義務、教育を受けさせることの義務がある。
そして、国民の三つの権利の中にも教育を受ける権利があり、
日本国民であれば、教育に関しては義務も権利もあるわけである。
思想や宗教の話ではなく、他国の方々を排他するような意図もなく、
勉強するということを俯瞰してみた時に私達の環境は整っていると言っていいと思います。
であれば、その環境に感謝をし、周りの人達に感謝をし、
今、その中にいることに感謝をして勉強をしていく事を受け止めたいと思ってます。
私達は私達の先祖からたくさんの知恵を引き継いできました。
何億年もの地球の歴史の中で、人類の歴史が300万年前とも400万年前とも言われますが、
いろいろな形で伝えられて、進化してきました。
自分自身の歴史がたった100年程度だとしても、
次の世代に何かを伝え、知恵を渡すことができれば素敵だと思いますし、
せっかく生を受けて生きてきたのであれば、
そうすることが必要なことなのかもしれません。
勉強をして人として成長することが知恵となって伝わり、
社会が良くなるためにできるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。